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2020年2月 6日 (木)

2月度吉川和夫美術展=人物を描く

 

( 2月度の人物画 )

★ 画家ゴーギャンの自画像を模写する ★


左が本物(油彩)             右が模写(水彩)

              ( 画用紙 水彩/パステル 6号 330x410mm )

ポール・ゴーギャンは、1848年、二月革命の年にパリに生まれた。父クローヴィス・ゴーギャンは、共和主義者のジャーナリストであり母アリーヌ・マリア・シャザルの母(祖母)は、初期社会主義の主唱者でペルー人の父を持つフローラ・トリスタンであった。1851年、ナポレオン3世のクーデターで、共和主義者であった父クローヴィスは職を失い、一家は、パリを離れてペルーに向かった。しかし、父クローヴィスは、航海中に急死し残されたポールとその母と姉は、リマで、ポールの叔父を頼って、4年間を過ごした。
 1867年7月7日、母が亡くなったが、ポールは、数か月後に姉からの知らせをインドで受け取るまで知らなかった。その後、1868年、兵役でフランス海軍に入隊し、1870年まで、2年間勤めた。1871年、23歳の時、パリに戻ると、母の富裕な交際相手ギュスターヴ・アローザの口利きにより、パリ証券取引所での職を得、株式仲買人として働くようになった。その後11年間にわたり、彼は、実業家として成功し、1879年には、株式仲買人として3万フランの年収を得るとともに、絵画取引でも同程度の収入を得ていた。
 株式仲買人としての仕事を始めた1873年頃から、ゴーギャンは、余暇に絵を描くようになった。彼が住むパリ9区には、印象派の画家たちが集まるカフェも多く、ゴーギャンは、画廊を訪れたり、新興の画家たちの作品を購入したりしカミーユ・ピサロと知り合い、日曜日にはピサロの家を訪れて庭で一緒に絵を描いたりしていた。ピサロは、彼を、他の様々な画家たちにも紹介した。
 1888年、ゴーギャンは、南仏アルルに移っていたゴッホの「黄色い家」で、9週間にわたる共同生活を送った。しかし、2人の関係は次第に悪化し、ゴーギャンはここを去ることとした。12月23日の夜、ゴッホが耳を切る事件が発生した。ゴーギャンの後年の回想によると、ゴッホがゴーギャンに対しカミソリを持って向かってくるという出来事があり、同じ日の夜、ゴッホが左耳を切り、これを新聞に包んでラシェルという名の娼婦に手渡したのだという。翌日、ゴッホはアルルの病院に送られ、ゴーギャンはアルルを去った。2人はその後二度と会うことはなかったが、手紙のやり取りは続け、ゴーギャンは、1890年、アントウェルペンにアトリエを設けようという提案までしている。
 ゴーギャンは、タヒチの古い習俗に関する本を読み、アリオイという独自の共同体やオロ 神についての解説に惹きつけられた。そして、想像に基づいて、絵や木彫りの彫刻を制作した。その最初が『アレオイの種』であり、オロ神の現世での妻ヴァイラウマティを表している。
 ゴーギャンはタヒチの文化に強く惹かれ1891年と1895年、2回タヒチに住み着いている。1回目のタヒチでの作品の評価は低く、作品も2点しか売れなかった。そのため生活費にも困り1893年に国費の旅費で帰国している。しかし、パリでのゴーギャン批判に耐えきれず再びタヒチへ逃避するようにやってくると徐々に作品も売れ始め批評も肯定的となり注文も安定してきた。生活にも余裕が出来てきたのだが自身の健康状態(梅毒と言われている)が悪くなり、「我々はどこから来たのか」を描き終わるころには多額の借金と古傷の足の痛みまで重なりモルヒネに頼るつらい日々を送っていた。そして、1903年5月8日近くの住民がゴーギャンが亡くなっているのを発見した。死因については自殺説もあるが今日でも不明である。

☆ゴーギャンの自画像を描く(模写)

左が本物(油彩)                  右が模写(水彩)

                ( 画用紙 水彩/パステル 6号 330x410mm )




2016年7月14日、米国ボストン美術館で、ポール・ゴーギャンの作品と三度目の対面をしました。
その作品の題名は「我々は何処から来たのか、我々は何者か、我々は何処へ行くのか」です。









仏領タヒチでは、2010年2月1日~15日、15日間滞在しました。
2月3日タヒチのゴーギャン美術館で、彼の足跡を偲びました。
島々を見物しながら多くのタヒチの人々と語り合いました。

 

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